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日々の泡沫

2008年 07月 18日 ( 2 )

ベートーヴェン


今日もライオンにいってきました。

前回同様、コンサートタイムの19時ごろから
常連らしきおじさまがたが現れ始め、
コンサートタイム半ばにはおじさまがたで1階はいっぱい

みな物音一つたてず
壁一面のステレオに向かう

やっぱりあの空間、好き

今日のコンサートはベートーヴェン
交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」

これはさすがの私も
知ってはいたけれど
といっても聴きこんではいないから
改めて聴きこもうと思ったけれど
みなさんがリクエストする曲は
ほんとうにまったく知らない曲ばかり

こりゃぁ、まだまだ先は長い

千里の道も一歩からですね

でも兎に角あの空間にいるだけで
心がすーっと落ち着きます

わたしにとっては掛け替えのない空間と
なりつつあります

お店にたどり着くまでのラブホテル群をどうにかしてほしいけれど
それもまた一興哉
by hibinoutakata | 2008-07-18 23:29 |

逢引 5



水密桃は残酷なくだものだ。鼻をつく芳香、あわい
色、うすい皮、ざらついた産毛のむずがゆさ。だが
何よりも憂鬱なのは、噛むと口中にひろがる、あの
いちめんに濡れて、濡れて、濡れてやまない過剰な
うるおいの感覚だ。なぜ、こんなにしたたっている
のだろう。ただ甘美な汁のたゆたいだけをぴっちり
とつつみこんだ果皮のうすさの、なんというみだら
な不幸。ぼくは、結局、都会にしか生きられないの
か。


                   - 松浦寿輝詩集より -



最近毎朝、バスに揺られる10分間が
愉しい読書タイムになっている。
読書に10分は短いと感じるかもしれないが
詩であれば3~4篇は十分堪能できる。
TchaikovskyやVivaldiを大音量で聴きながら
それらに添う本を選んで読む。
自然と気持ちが落ち着いて、さぁ今日もがんばるぞ
そんな気持ちにしてもらえる。
再会したばかりの詩集に、まだ見ぬ一篇が。
うるおいに満ち満ちたことばたち。
この方の手にかかったことばたちは
なんとも幸せそう。
by hibinoutakata | 2008-07-18 23:18 | 詩撰集