日々の泡沫

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One of my favorite poems


騙されるな


人は何かひとつくらい誇れるもの持っている

何でもいい、それを見つけなさい

勉強が駄目だったら、運動がある

両方が駄目だったら、君には優しさがある

夢をもて、目的をもて、やれば出来る

こんな言葉に騙されるな、何も無くていいんだ

人は生まれて、生きて、死ぬ

これだけでたいしたもんだ


                   -「僕は馬鹿になった。」 ビートたけし-


以前にも載せた気がしますが
好きなものは何度でも載せます

大切なものは
触れるたび
違う温度を発します

同じものでも
まるで違うものと
なり得ます

それはきっと言葉でも絵でも人でも
何でもそうでしょう

今日また本棚をふらり見回していたところ
目が合ったので紐解きなおしてみました

ビートたけしさんの連ねた言葉はいつ触れても
ぐわり迫るものがある

さまざまに連ねられた言葉たちは
さまざまな雰囲気と角度と温度を持っていて
そのすべてがビートたけしさんその人となり
なのでしょうけれども

どの言葉も圧倒的確かさを以って私に迫ります

生々しい

でもそれが人間

きれいごとだけじゃ生きられない

幸福
悲哀
自虐
そして溢れんばかりの愛

世界の北野の
底辺
ここに

勝手ながらそんな感じです
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by hibinoutakata | 2008-08-30 23:21 | 詩撰集

反きらきら


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しかしほんとうに
日々が行過ぎるのは
早い

早い
早い
はやぁい

これじゃあっという間に
おばあちゃんになっちゃうのも
無理ないわ

ま そんなに長生き願望もない故
一生懸命生ききって
じゃっ 
とさくっと逝く

ひいばいちゃんは100歳近くまで大往生し
私はさまざまな面からどう考えてもその家系

理想と現実はなかなか合致しない
のが現実だけれども

・・・

指輪もしないのでは
入籍した「感じ」がしないね

ということで指輪探しにえんやこら

エンゲージリングなんて
絶対いらない
永遠の輝きなんて
興味ない
指輪もらうくらいなら
木の器がいい
永遠に輝き続けるより
永遠に深みを増し続けるほうが
ずっと素敵

そういって断固拒否し
かなり旦那を?に陥れたようですが

心からの本心でした

その割には
左前方、目の端に行き交う薬指が空白のままだと
お互いなんだか物足りなく

結局探し回ることに

きらきらしたのは絶対いや
ダイヤがついてるのなんて
もってのほか

ということで
久しぶりに歩き回りました

-といっても一日だけですが
人が多くてほんとうに疲れます-

しかしながら
巷にはきらきらした指輪ばっかりで
ほんとうにげんなり

なっかなか反きらきらは置いていない
置いていたとしても
なんだか安っぽい反きらきらばかり

やっと見つけた
今年NYから日本に入ってきたばかりというお店は
全体的にセンスがよく
漸くどんぴしゃりな子が見つかりました

しかもなんと8月いっぱいは
指輪ひとつにダイヤをひとつサービスしていただけるとな!
ななな!
きらきらはもってのほかなので
内側に埋め込んでもらうことにしました

でも
滅多なことではずれない
旦那と私の好みが少しずれ
お互いゆずれなかったようなので
それぞれ自分が気に入った子を嵌めることに

自由が一番

そんな感じで
ゆっくりのんびり
磨き続けながら
輝きではなく(もうそんな歳でもないので)
深みを増していければなと
思ったので
ここに記しておきます
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by hibinoutakata | 2008-08-30 00:04 |

セルリア

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オーストラリア原産の花

セルリア

今年の春先に初めて逢って以来
ぞっこん

だいすきな花のひとつ
紫陽花、クラスペディア、エリンジウム、瑠璃玉ちゃんなどと並んで
枯れても猶美しい花代表
(あくまで個人的見解)

友人の赤ちゃん誕生のお祝いに一輪
お祝いにプレゼントした子

ギザギザしているのに
全体的な印象は
ふうわり

不思議な花です

でも
うつむき加減のたおやかな立ち姿と
その淡いやさしい花色が
新しい命を祝福するのにぴたりそぐう
そんな気がして選びました

まだ生後2ヶ月でしたが
おっぱいをいっぱい飲み
ぷりっと元気に健やかなうんちをし
いっちょまえにくしゃみやしゃっくりやげっぷをし
なんだか2ヶ月の児に励まされた感じでした

いや別に落ち込んでなどいませんけれども
赤ちゃんパワーは絶大です
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by hibinoutakata | 2008-08-28 23:46 |

眠れない


母から届いた小包に入っていた
ハーブを水に浸していたら
たった2日で根っこがでてきて

ただそれだけのことが
なんだかとてもうれしい今日この頃

明日が久しぶりに平日のお休みだから
というわけでもないですが
なんとなく眠れなくてこんな時間に

部屋の真ん中に活けている
ドウダンツツジが買ってきてもうすぐ1ヶ月
深水に入れてやるとよくもちるなぁ

なんて想いながらボーっと眺めています

実家から帰ってきてぐしゃり疲れている間もなく
フルタイムで働き週末にはいざ入籍と勢いこんでいたにもかかわらず
戸籍謄本が必要なことに入籍6日前に気づく私たち
大急ぎで速達で取り寄せたりいろんな人に報告したり
なんだりかんだり・・・

とにかく怒涛の1週間でした

でも、普通は1~2週間かかるって書いてあるから
間に合わないだろうなぁ
と半分あきらめかけていた戸籍謄本

速達且つうっかりしてました急いでますのひと言を添え
手配したら最短の3日で手元に届きました

図らずも人の温かさにさわり触れた瞬間でした

土曜日に届けを出したので
日にちに拘った割には受理されるかどうか
月曜日までハラハラしていましたが
お役所からは何の連絡もなし

というわけでなんとか無事
入籍したようです
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by hibinoutakata | 2008-08-27 00:45 |

ここちよいこと


お盆は福岡の実家に帰省していました

今回の帰省は
何かとバタバタしており
友達に会う暇は欠片もありませんでしたが

それでも
最終日
飛行機にのる直前の数時間
高校・大学を一緒に過ごした
二人の友人に会いました

一人は
かけがえのない私の愛人
生涯兄弟のようにして共に歩んでゆくだろう
素敵な素敵な女性です

もう一人は
子どもと絵本を愛する
熱い熱い男性です

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彼に会うのは何時ぶりかなぁ
でも以前と全然変わっていません
相変わらず熱い熱い 笑

不器用で
でもまっすぐで
そんなところが大好きです

少し前まで沖縄で
絵本と子どものMusium
?
のようなところで働いていたそうで
CoccoさんやUAさんが
絵本の読み聞かせに訪れるような
やぢうまな私に言わせると
きゃーっていうような環境だったようですが
自分がやりたいこととは違ったらしく
帰福したそうな

そして今回、たまたま彼が関わっている
絵本のイベントがアクロス福岡で開催されており
少しだけ覗いてみたところ

いやぁ
おもしろかった

入った瞬間
こどもが作った詩がたくさん下げられていて
もうそれだけでぐぐいと惹きつけられてしまいました

聞けば灰谷健次郎さん編の
「こどもの詩が生まれた」
からの抜粋らしいです

どれもこれも
素晴らしかった
やっぱり
詩がすき
このうえなく

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そして次に目を惹かれたのが
MAYA MAXXさんと荒井良二さんが共同制作した
この絵

荒井良二さんは
「はっぴぃさん」
という絵本をヴィレッジヴァンガードで
何とはなしに買って以来
絵が好きで覚えていたから
へぇーこんなところで出会うとは

この絵がとても印象的だった

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他にもおもしろいものや
素敵な絵本がいーっぱいあったんだけれども
最後におまけ

時は金なり

を体現した
貯金箱

たまりませんなぁ
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by hibinoutakata | 2008-08-18 20:57 |

元素智恵子


智恵子はすでに元素にかへつた。
わたくしは心霊独存の理を信じない。
智恵子はしかも実存する。
智恵子はわたくしの肉に居る。
智恵子はわたくしに密着し、
わたくしの細胞に燐火を燃やし、
わたくしと戯れ、
わたくしをたたき、
わたくしを老いぼれの餌食にさせない。
精神とは肉体の別の名だ。
わたくしの肉に居る智恵子は、
そのままわたくしの精神の極北。
智恵子はこよなき審判者であり、
うちに智恵子の睡る時わたくしは過ち、
耳に智恵子の声をきく時わたくしは正しい。
智恵子はただ嘻々としてとびはね、
わたくしの全存在をかけめぐる。
元素智恵子は今でもなほ
わたくしの肉に居てわたくしに笑ふ。


             - 高村光太郎 「智恵子抄」より -


発狂した妻に寄り添い
死後なお
これほどまでに想いを寄せる

高校の国語の授業で
レモン哀歌に
出逢い
撃ち抜かれ
以来

幾度も繰り返し読み
何度読んでも
涙に堪えない

私のバイブル
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by hibinoutakata | 2008-08-17 22:45 | 詩撰集

家庭の幸福



家庭の幸福は諸悪の本


太宰にそう言われてしまい
言われてしまったばかりで
うまく考えがまとまらないが


今のままでは否定する材料がないので
とにかくもう一度読み直してみることとす
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by hibinoutakata | 2008-08-10 23:26 |

家の鍵


東京の
レンタルビデオやさんは
とかく高い

福岡では1本100円で借りるのが普通だっただけに
旧作に400円も出すのは
心から気が引ける

でも観たい

というわけで半額の日を狙って
旧作ハンティングをした獲物のひとつ

病名は明かされないが
脳性麻痺と思われる子どもと
親の交流を描いた作品

いくつか印象的なシーンがあったけれども
私には経験がないため
直接的にはその温度を
測りかねているところがあった

でも今日たまたま
道端でお子さんらしきダウン症の男の子の手を引いて
前から歩いてくるお父さんの表情が
そのいくつかの印象的なシーンに重なり
はっとさせられた

心から
はっとさせられた
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by hibinoutakata | 2008-08-10 23:08 |

息子のまなざし


あらすじを知って観てみたくなった

最初から最後まで
なぜだか涙が止まらなかった

秀逸な演技
無音の世界

秀作です
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by hibinoutakata | 2008-08-05 20:56 |

沈める寺



 全世界の人間が死の論証を求めている しかし誰一人として死を
目撃したものはいないのだ ついに人間は幻影にすぎず 現実とは
かかるものの最大公約数なのかもしれん 人間にとってかわって逆
に全事物が問いはじめる 生について その存在について それが
一個の椅子から発せられたにしても俺は恐れねばならぬ 現実とは
かかるものの最小公倍数なのかもしれん ところで人間の運命に憂
愁を感じ得ぬものがどうしてこの動乱の世界に生身を賭けることが
できるだろうか ときに天才も現れたが虚無を一層精緻なものと
しただけであった 自明なるものも白昼の渦動を深めただけであっ


 彼はなにやら語りかけようとしたのかもしれない だが私は事実
についてのみ書いておこう はじめに膝から折れるように地につい
て彼は倒れた 駆け寄ってきた人たちのなかでちょうど私くらいの
年ごろの青年が思わずこんな具合に呟いた「美しい顔だ それに悪
いことに世界を花のごとく信じている!」


                      - 田村隆一「腐敗性物質」より -



昨日、一匹の蝉が
エレベーターホールに佇んでいた


一週間しかないのに


こんなところにいたらだめ
絶対


自分で触る勇気はどうしてもでなくて
つかんでもらって外に飛び立たせた


久しぶりに
間近で蝉を見た
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by hibinoutakata | 2008-08-04 23:01 | 詩撰集